国語がわからない2

ちょっと油断すると1ヶ月もたってしまいましたが、ひきつづき国語の話で。

では、結局どうやって解けばいいのか、ということに関しては、石原千秋がずいぶんと著書を出しています。もはや受験国語についてはこの人抜きにしては語れないですね。比較的初期の作品が、秘伝 中学入試国語読解法 (新潮選書)ですが、これはお子さんの中学受験の顛末と、国語入試問題への対策の2本立て。中学入試の国語は道徳問題だ、というのはなかなかに鋭く、確かにもっともなことばかり。中学受験話についても、受験生をお持ちの方は読んでおいて損はないと思います。

もうちょっとわかりやすいのがこちら、中学入試国語のルール (講談社現代新書)ですが、新聞連載かなにかをまとめたもので、かなり実践的な解き方を披露してくれています。

とはいえ、これらの解き方を直接小学生の子どもに教えようとしてもなかなか難しい。ある程度本を読めて、ある程度語彙ができた上でのパズル解きなので、そのあたり、低学年のうちから鍛えることを推奨します。その上で、ある程度必勝法が出てくるわけですね。たとえば、中学入試問題で出てくる大人はほとんどいい人、とか。